作法の歴史~畳のへりは何故踏まない?

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皆様、こんにちは。
ハナスタイルアップの武藤です。

先日、某番組で大河ドラマへ良く出演される俳優の方々が
「何故畳のへりを踏まないか」を説いておりました。

「下から刀が出てくるかもしれないから」
とひとつの理由を紹介しておりました。
私は、お恥ずかしながら、「へぇ~」と聞いておりました。

私は学生の時、裏千家でお茶を習っていた事がございますが、
「縁には昔はその家の家紋が入っており、ご先祖様や自分の家を踏みにじる事になるので踏まないように」
と教わりました。

いつもそのようにお伝えしておりました。

ですが、身を守るための武士の方にとったら妥当な理由です。
正しい所以だと思います。

きっと時代や場所、背景でいろいろな理由が生まれているのでしょう。

他にも、ネット検索(←すぐにググってしまう私)すると、
「お客様と主人を区別する(結界)境界の役割があり、結界を踏むことは空間様式を崩す為」
「動植物の絵が施されているため、踏みつけてしまうことはタブー」

など理由が挙がっています。

講師としてお伝えする時に、やはり所以のお話はすることがございます。

私は上記にも書いたように、恐らく時代背景や場所によって様々な理由があります。
ですので、あくまでも所説の一つとしてお伝えします。
理由付けは覚えるためには必要ですし、腑に落ちないことは人間出来ませんしね。

今は、国際的にもなり、プロトコール(国際儀礼)から
日本のマナーも変化することもございます。
これもその一つかしら?昔はノック2回が現在は3回が主流。ですとか・・・
最近では、国際儀礼では4回との話も。
この情報も早急に裏を取りたい(刑事もの見過ぎ笑笑)と思っている私。

分かりやすくお伝えするために、

様々な情報をいつもアンテナを張って集めること。

2018年も「皆様にとってよりよい研修・講座」

を心に一年を頑張ってまいります。

余談ですが・・
畳のへりで最近は素敵な小物やバッグありますね。
お店へ行くと、自分で作る為に本も販売されており、
へりも何とも素敵な柄の物が沢山販売しておりました。
可愛い色の水玉もありました。
これからは、和室がございましたら畳のへりの柄に目線を向けるのも
楽しみの一つかもしれませんね。